2015年
スギ花粉グラフ
スギ花粉グラフは、当院の屋上で、ダーラム式花粉収集器を使用して計測しています。
毎日しておりますが、雨が降ると正確な値はでません。
今年は、スギ花粉飛散が予想通り少ないようですが、一度体内に花粉が入ると、症状がでますので、気を付けてください。
では、今日は、花粉症とは?について書いてみます。
1花粉症は、原因となる花粉を吸い込んだために起こる病気です。
2花粉症の症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、喉のかゆみ、いがいが、等の局所症状。
頭が重くぼーっとしたり、倦怠感、微熱、、イライラなど、全身にもおよび、肉体的、精神的にも辛い症状がでます。
花粉症が疑われる時は、専門医を受診して、適切な診断と治療を受けることをお勧めします。
スギ花粉グラフ
本日から、花粉情報協会協会発行の、パンフレットを参考にした、花粉症についてのお話をしていきます。
花粉症は、1961年にブタクサ花粉症が報告され、その2年後にスギ花粉症が報告されています。
45年を経て、今や60種を超えるほどになりました。
この中でも、スギ花粉症は飛びぬけて頻度が高く、日本の花粉症患者の約80%を占めています。
また、ヒノキの花粉の抗原性は、スギの花粉の抗原性と大変似通っています。
このため、スギ花粉症の患者さんの大部分は、ヒノキの花粉でも症状が出ることが多くみられます。
近年、ヒノキ花粉飛散の増加が各地で言われるようになりました。
花粉源は、スギ、ヒノキなどの人工林が大部分です。
現在、我が国の人口林面積は約1020万ヘクタール、そのうち、スギ林が約450万ヘクタール、ヒノキ林が、約240ヘクタールもあり、両者を合わせると、人口林面積のほぼ70パーセントを占めることになります。
戦後の植林で植えた、スギなどが40年を経て、成木になり、花粉飛散の最盛期をむかえたのです。