2023年
花粉飛散グラフ
ヒノキの花粉飛散が、スギ花粉より多くなりました。
まもなくスギ花粉飛散は終わると思われます。
近年、ヒノキ花粉の飛散がすぎ花粉の飛散を上回ることがあります。
ヒノキの方がスギより植樹年齢が若く、成長して沢山花粉を作るようになったのでしょう。
今日は、当院でアレルギーの疑いのある患者さんに実施している特異的IgEの検査についてちょっと説明いたします。
特異的IgE抗体検査とは、血液中にさまざまなアレルゲン(原因物質)に対する固有の“IgE抗体”があるかを調べる検査のことです。
当院で行う血液検査は、吸入系のアレルゲンを測定するものです。
アレルゲンとは、ダニ、ハウスダスト、ネコ皮膚、イヌ皮膚、スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、等です。
血液検査でアレルゲンが特定されると、原因のアレルゲンを避ける(これがなかなか難しいのですが)ことがアレルギーを抑えることになります。
ご自分の検査結果は、主治医がお知らせします、また結果の用紙もお渡しします。
また、この結果は何年たっても変わることがありません。
検査結果を大事に保存してください。スマホなどで結果を写真に撮影しておくのもいいと思います。
どこの医療機関に受診しても、検査結果を主治医にみせると参考になります。
また、ご自分でも承知されておくことが重要です。
花粉飛散グラフ
ヒノキ花粉の飛散が急増しています。
スギ花粉とヒノキ花粉は、構造が似ていますのでスギ花粉に反応する方は、8~9割の方がヒノキ花粉にも反応します。
今年は、気温も高くお天気がいいので皆様とてもつらそうです。
来院される方の中には、多分スギ花粉あろうと自分で自己判断されている方も多いです。
一度、血液検査をされて自分のアレルギーの原因が何かをはっきり知ることがいいと思います。
一回の採血でわかりますよ。
原因がわかると、それを回避することができます。自分の鼻アレルギーの原因を知ることは大切なことです。
一度検査すると、結果結果は一生かわりません。検査結果をスマホに保存されたりして、他院に受診される時もその結果を担当医に見せれば診察もスムースに進みますよ。
まだまだ、飛散は続くと思われます。お気を付けください。