今年は、暖冬だと予測されていましたが、1月中旬から寒くなり始め雪も降りました。
ですので、スギ花粉の飛散は例年通りのようです。
他の地域では、飛散開始の報告もあるようですが、当院の計測ではまだ飛散開始と断言できないようです。
しかし、花粉の飛散が観測されています。
来院される患者さんも、症状が出ている患者さんは少ないようです。
「残っていた薬を飲んでいます」という方も多く、内服薬は飲み始めてください。
また、暖かい日で風の日は飛散量が多いので、マスク、めがね、花粉が付着しにくい素材の洋服の着用が必要です。
洗濯物、布団を戸外に干さない等の予防を心がけてください。
また、この時期に多いPM2.5との関連性ですが、
政府広報オンラインによりますと、
スギ等の花粉の大きさは 30μm 程度で、PM2.5 よりもかなり大きく、
アレルギー疾患の一つである花粉症の原因となることが知られています。
花粉と PM2.5 の複合影響については、現時点で明確な知見は得られていませんが、
過去の動物実験では PM2.5 の一部であるディーゼル排気粒子が鼻アレルギー及びアレルギー性結膜炎様病態を悪化させるとの報告もありますので、PM2.5 濃度が高いときにはよりいっそうの注意が必要です。
と書かれています。
PM2.5の飛散が多い日の外出には特に気をつけてください。
1月10日の雷山でのスギの花芽です。い
今年は例年並みの飛散予定ですが、去年少なかったので、今年は症状が酷いと感じる方が多いと思います。
花粉が体内にたくさん入ると、粘膜がより刺激され、薬が効きにくくなります。
なるべく花粉を体内に取り込まないようにしてください。